イヨクジャク
ノコギリシダっぽい夏緑性のシダ
特徴
暖かい地域に生えるノコギリシダに近縁のシダ。 本種の方がずっと希少で、 冬に地上部を枯らす夏緑性なので、 質はより薄くペラペラしています。 また、 羽片の数はより少なく、 葉裏につく胞子のう群はより長く、 根茎が短めでまとまって葉を出します。 両者で雑種をよく作ります。 名前は愛媛県の旧国名である伊予と、 葉を広げる姿がクジャクの羽に似ていることが由来です。
葉の長さ : 30~60cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低山の湿った林内
分布 : 本州(伊豆半島以西)、 四国、 九州、 済州島?、 台湾、 中国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
