ノコギリシダ

フチのギザギザがノコギリみたい

  • 林内の斜面などに生える。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって葉を出す。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 切れ込みのフチはギザギザしている。
    葉脈は深くくぼむ。
    写真 / 2023.5.3 鹿児島県さつま町 S.Ikeda

  • 基部の上側には耳垂がある。
    写真 / 2023.5.3 鹿児島県さつま町 S.Ikeda

  • 葉裏に胞子のう群をつける。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 胞子のう群は三日月形。
    やや脈寄りにつける。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 葉柄は黒っぽい。
    茶色い鱗片(りんぺん)をつける。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

特徴

暖かい地域に多いシダです。 葉は硬そうな質感で、 切れ込み(羽片)のフチに粗いギザギザがある感じがノコギリっぽく見えます。
 
大きさ : 30cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の林内
分布 : 日本(本州(東北南部以西), 四国, 九州, 琉球(沖縄島以北), 小笠原諸島), 済州島, 台湾, 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

ノコギリシダの仲間

メシダ科ノコギリシダ属のシダのことです。 多くは暖かい地域に分布しているので常緑性のものが多いですが、 キヨタキシダなど涼しい地域にも生える種類は冬に葉を枯らします。
 
一般的に葉は革のように厚くて粗く切れ込み、 胞子のう群は細いのものが多いです。