昆虫、ダニ、菌類などの寄生によって、植物の一部が異常な細胞分裂をおこし、こぶになったり、いろいろな形に変化したものです。虫えい(ちゅうえい)、ゴールとも言われます。虫こぶは、虫にとって、住まいでもあり食事場所でもあり、「お菓子の家」のようなものです。
虫こぶの名前は、「植物の名前+つくられる場所+虫こぶの形+フシ(虫こぶのこと)」という形でつけられます。

クリメコブズイフシ(クリタマバチ)
クリの芽が赤くふくらんだ虫こぶ
特徴
枝先の芽が赤くふくらんだ虫こぶ。クリタマバチが芽に卵を産みつけることで、大きくふくらんだもので、この中でハチの幼虫が育ちます。虫こぶができるとクリの実ができないことがあります。(MT)
大きさ:虫こぶは約15mm ハチの体長2.5mm~3mm
食べ物:幼虫はクリの芽
成虫が見られる時期:6月~
分布:北海道、本州、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。