昆虫、 ダニ、 菌類などの寄生によって、 植物の一部が異常な細胞分裂をおこし、 こぶになったり、 いろいろな形に変化したものです。 虫えい(ちゅうえい)、 ゴールとも言われます。 虫こぶは、 虫にとって、 住まいでもあり食事場所でもあり、 「お菓子の家」のようなものです。
虫こぶの名前は、 「植物の名前+つくられる場所+虫こぶの形+フシ(虫こぶのこと)」という形でつけられます。
シロダモハコブフシ(シロダモタマバエ)
シロダモの葉にできるブツブツの虫こぶ
特徴
シロダモタマバエが新芽に産卵することで、 葉にできる虫こぶ。 虫こぶは、 葉の表と裏にでっぱっており、 この中で幼虫が育ちます。 3月末~4月、 成虫は葉の裏から出てきますが、 丸いふたと蛹の殻が葉に残ります。 (MT)
分布 : 本州、 四国、 九州、 南西諸島
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。