ヌルデミミフシ(ヌルデシロアブラムシ)

ヌルデにできる(みみ)のような(かたち)(むし)こぶ

  • (あき)になると、 ()当たる(あたる)ところでは、 赤く(あかく)きれいな(いろ)になる。
    写真(しゃしん) / 2021.10.28 千葉(ちば)(けん)東金(ひがしかな)() MasakoT

  • (むし)こぶの(なか)にはアブラムシがびっしり。
    写真(しゃしん) / 2021.10.28 千葉(ちば)(けん)東金(ひがしかな)() MasakoT

  • (むし)こぶの出っ張っ(でっぱっ)部分(ぶぶん)開き(ひらき)、 アブラムシが脱出(だっしゅつ)しているところ。
    写真(しゃしん) / 2021.10.28 千葉(ちば)(けん)東金(ひがしかな)() MasakoT

  • アブラムシが脱出(だっしゅつ)した(むし)こぶは(あな)がたくさんあいている。
    写真(しゃしん) / 2021.10.28 千葉(ちば)(けん)東金(ひがしかな)() MasakoT

特徴(とくちょう)

ヌルデの複葉(ふくよう)(つばさ)((がら)のひれのようなもの)にできる、 ヌルデシロアブラムシが作っ(つくっ)(むし)こぶ。 10(つき)中旬(ちゅうじゅん)~11(つき)初め(はじめ)、 アブラムシは(むし)こぶから脱出(だっしゅつ)し、 (ふゆ)()は、 チョウチンゴケというコケで過ごし(すごし)ます。 (MT)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

(むし)こぶとは

昆虫(こんちゅう)、 ダニ、 菌類(きんるい)などの寄生(きせい)によって、 植物(しょくぶつ)一部(いちぶ)異常(いじょう)細胞(さいぼう)分裂(ぶんれつ)をおこし、 こぶになったり、 いろいろな(かたち)変化(へんか)したものです。 (むし)えい(ちゅうえい)、 ゴールとも言わ(いわ)れます。 (むし)こぶは、 (むし)にとって、 住まい(すまい)でもあり食事(しょくじ)場所(ばしょ)でもあり、 「お菓子(おかし)(いえ)」のようなものです。
(むし)こぶの名前(なまえ)は、 「植物(しょくぶつ)名前(なまえ)+つくられる場所(ばしょ)(むし)こぶの(かたち)+フシ((ちゅう)こぶのこと)」という(かたち)でつけられます。

トピック

タンニンが多く(おおく)含ま(ふくま)れているヌルデミミフシは、 五倍子(ふし)(ごばいし)または附子(ぶし)(ふし)と呼ば(よば)れ、 漢方薬(かんぽうやく)染料(せんりょう)(かわ)なめしとして利用(りよう)されました。 明治(めいじ)時代(じだい)以前(いぜん)既婚(きこん)女性(じょせい)()黒く(くろく)染め(そめ)お歯黒(おはぐろ)にも使わ(つかわ)れました。

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