アサギマダラは、 長距離の移動を行い、 2000km以上を飛んだ記録もあります。 春から初夏にかけて、 日本列島を北上し、 移動先で世代を重ねた後、 秋には新しい世代が南をめざします。 移動状況を調べるために、 チョウを捕獲し、 はねに番号、 日時、 場所、 捕まえた人の名前などを書きいれるマーキング調査を行っています。
アサギマダラ
海をこえ、 長い旅をする美しいチョウ
特徴
はねの色が淡い水色(あさぎ色)のマダラチョウの仲間。 幼虫は毒のあるガガイモの仲間の植物を食べます。 幼虫も成虫も体に毒を持ち、 敵から身を守っています。 滑空しながらゆったり飛び、 オスは、 ヒヨドリバナ、 フジバカマ、 スナビキソウなどの花によくやってきます。
※成虫が見られる緑地でも幼虫がいるとは限りません。
大きさ : 開張80~100mm
食べ物 : 幼虫はガガイモ科植物(キジョラン、 イケマ、 オオカモメヅルなど)の葉 成虫は花の蜜
成虫が見られる時期 : 5~11月
分布 : 全国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。