フタモンアシナガバチ

明るい(あかるい)草地(くさち)が好き(すき)な小さな(ちいさな)アシナガバチ

ヤブガラシの花(はな)によくやって来る(やってくる)。
写真(しゃしん) / 2019.9.21 千葉(ちば)県(けん)船橋(ふなばし)市(し) MasakoT
女王蜂(じょおうばち)。巣(す)は横向き(よこむき)か下向き(したむき)に作ら(つくら)れる。
木(き)の枝(えだ)、人家(じんか)の軒下(のきした)や壁(かべ)に営巣(えいそう)。
写真(しゃしん) / 2019.5.18 千葉(ちば)県(けん)習志野(ならしの)市(し) MasakoT
３月(さんがつ)、すでに巣(す)作り(づくり)が始まっ(はじまっ)ている。
写真(しゃしん) / 2021.3.31 千葉(ちば)県(けん)船橋(ふなばし)市(し) MasakoT
獲物(えもの)をとらえ、幼虫(ようちゅう)のエサの肉(にく)団子(だんご)をつくる。
写真(しゃしん) / 2017.8.12 千葉(ちば)県(けん)船橋(ふなばし)市(し) MasakoT
オスが集まる(あつまる)。オスは刺す(さす)ことはない。
写真(しゃしん) / 2017.11.4 千葉(ちば)県(けん)船橋(ふなばし)市(し) MasakoT
オス。顔(かお)が黄色(きいろ)で触角(しょっかく)の先(さき)がカールしている。
写真(しゃしん) / 2018.10.28 千葉(ちば)県(けん)船橋(ふなばし)市(し) MasakoT

特徴(とくちょう)

草地(くさじ)で普通(ふつう)に見(み)られる小さな(ちいさな)アシナガバチ。腹部(ふくぶ)に黄色い(きいろい)紋(もん)が２つあることが名前(なまえ)の由来(ゆらい)です。女王(じょおう)バチは、4月頃(つきごろ)から巣(す)を作り(つくり)始め(はじめ)、6月頃(つきごろ)に働きバチ(はたらきばち)があらわれます。だんだん巣(す)が大きく(おおきく)なり、夏(なつ)の終わり(おわり)頃(ころ)、新(しん)女王(じょおう)バチとオスバチがあらわれます。(MT)
　
大き(おおき)さ：体長(たいちょう)14～19mm
食べ物(たべもの)：幼虫(ようちゅう)は肉(にく)団子(だんご)　成虫(せいちゅう)は花(はな)の蜜(みつ)、幼虫(ようちゅう)が分泌(ぶんぴつ)する栄養(えいよう)物(ぶつ)など
成虫(せいちゅう)が見(み)られる時期(じき)：3～10月(つき)
分布(ぶんぷ)：本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

注意(ちゅうい)点(てん)

気づか(きづか)ず巣(す)に近づく(ちかづく)と攻撃(こうげき)してくる場合(ばあい)もありますので注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)です。巣(す)が大きく(おおきく)なる夏(なつ)は特に(とくに)注意(ちゅうい)してください。アシナガバチを見つけ(みつけ)た場合(ばあい)、網(あみ)や手(て)で振り払わ(ふりはらわ)ないようにしましょう。ハチに刺さ(ささ)れた場合(ばあい)は、その場(ば)からゆっくり離れ(はなれ)、刺さ(ささ)れた箇所(かしょ)を流水(りゅうすい)で洗い流し(あらいながし)てください。息苦し(いきぐるし)さなど様子(ようす)がおかしい場合(ばあい)は、一刻(いっこく)も早く(はやく)病院(びょういん)で診察(しんさつ)を受け(うけ)てください。