カタクリ

春の訪れを告げるピンク色の妖精

  • ピンクの春の妖精
    写真 / 千葉市泉自然公園

  • 早春の林に群生する
    写真 / 2021.3.27 茨城県筑波山 MayaN

  • 花粉は紫色
    写真 / 2021.3.27 茨城県筑波山 MayaN

  • 花が咲く年までは約7年間葉っぱ1枚だけ出す。
    初夏には葉も枯れ、 夏~秋は根だけで過ごす。
    写真 / 2021.3.27 茨城県筑波山 MayaN

  • カタクリの実生。 一年目は松葉のよう。 まだ種子の皮がついている。
    写真 / 2020.4.11 茨城県筑波山 htanaka

  • 実が育つころから葉が黄ばみ始める。
    写真 / 2018.4.18 茨城県筑波山 htanaka

  • 種子ができるころには葉は溶けるようにしてなくなる。
    写真 / 2021.6.6 茨城県筑波山 htanaka

  • 実は3つにさけて開く。 こぼれた種子はアリによって運ばれ散布される。
    種子にはエライオソームと呼ばれるアリにとっての「ごちそう」がついている。
    写真 / 2021.6.6 茨城県筑波山 htanaka

  • カタクリの白花(白化個体)
    写真 / 2020.4.11 茨城県筑波山 htanaka

  • カタクリ群生地
    写真 / 2022.3.30 栃木県三毳山 htanaka

  • はじめにおしべがのびて花粉を出す
    写真 / 2022.3.30 栃木県三毳山 htanaka

  • しばらくするとめしべの柱頭がのびてきて、 花粉を受けるようになる。
    他の花の花粉がつくように時期をずらしている。
    写真 / 2022.3.30 栃木県三毳山 htanaka

特徴

早春にピンクの可愛らしい花を咲かせます。 その姿は可憐でまさにスプリンクエフェメラル(春の妖精)のイメージです。
この花が咲くまで、 芽が出てからなんと約7年かかると言れています。 花が咲く年まで毎年葉を1枚だけ出します。
カタクリの球根からは良質なデンプンがとれます。 料理で使う片栗粉はカタクリが語源です
 
タイプ : ユリ科の多年草
大 き さ : 高さ 15-20cm、 葉の長さ 6-12cm
花の時期 : 3-4月
生息場所 : 山地の林内
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 沖縄

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ