泉自然公園

クマガイソウ

袋状の花びらが武将の衣にたとえられた

  • 大きくて面白い形の花は見応えがある
    写真 / MayaN

  • 太い唇のような花びらが武将の衣に喩えられた
    写真 / MayaN

  • 扇子のような形の葉も面白い
    写真 / MayaN

  • 花の終わったクマガイソウ群落
    実はほとんど結実していない
    写真 / htanaka

  • わずかに結実した蒴果(さくか)
    写真 / htanaka

特徴

大型の野生のランです。
袋状になった花びらが、 源平一ノ谷の戦いで活躍した源氏方武将熊谷直実(くまがいなおざね)が流れ矢を防ぐために背負った布の袋(母衣、 ほろ)に喩えられ名前がつけられました。 直実に討たれた平敦盛の名をとった近縁種アツモリソウもあります。 葉は扇子のような面白い形をしています。
  
タイプ : ラン科の多年草
大きさ : 高さ20~40cm 葉は直径10~20cm
花の時期 : 4~5月(関東平野)
生育場所 : 山野の林内。 特に杉林や竹林に多い。
分布 : 北海道南西部〜九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

クマガイソウの見られるスポット

執筆協力 : 田中ひとみ

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