イセリアカイガラムシ(イセリヤカイガラムシ)

オーストラリア原産のカイガラムシ

  • メスの成虫。 白い綿のようなものは卵のうで、 中に卵が入っている。
    写真 / 2021.6.5 千葉市美浜区 MasakoT

  • 幼虫。 白い毛が伸びている。
    写真 / 2021.4.6 千葉市美浜区 MasakoT

  • 成虫と幼虫が集団生活。
    写真 / 2021.4.6 千葉市美浜区 MasakoT

  • 甘露(かんろ=糖分の多い分泌物)を出している。
    写真 / 2023.2.8 千葉県市川市 MasakoT

特徴

別名ワタフキカイガラムシ。 かんきつ類など多くの樹木の枝に着き、 木の汁を吸って生活しています。 メスの成虫は、 赤っぽい体に白いロウ物質に包まれた卵のうがついており、 とても目立ちます。 オスはほとんど見られず、 メスだけで繁殖することができます。 (MT)
 
大きさ : メス4~6mm(白い卵のうを除く)
食べ物 : 木の汁
成虫が見られる時期 : 4~12月
分布 : 本州、 四国、 九州、 南西諸島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

トピック (天敵)

オーストラリア原産のベダリアテントウは、 幼虫成虫ともに、 イセリアカイガラムシを食べます。 イセリアカイガラムシがかんきつ類などに被害を与えることから、 1911年にベダリアテントウを導入し、 駆除に大きな成果をあげました。

  • イセリアカイガラムシを食べにやって来たべダリアテントウ
    写真 / 2021.6.27 千葉市美浜区 MasakoT

見られる散歩道