クラマゴケ

地面をはう「シダ植物」

  • 湿った林床に多い。
    写真 / 2021.7 千葉県 S.Ikeda

  • 茎で地面をはっている。
    主茎と側枝の区別ははっきり。
    写真 / 2021.7 千葉県 S.Ikeda

  • 側枝。 葉が密につく。
    腹葉が背葉よりも大きい。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 一面にクラマゴケ。
    コツボゴケなどの本物のコケと間違えないように。
    写真 / 2021.9 千葉県 S.Ikeda

特徴

まるでコケのような姿をしたシダ植物で、 暖かい地域の林内一面によく生えています。 葉がまばらについた茎をはって、 密に葉がついた茎を多数分枝させます。 その先に、 三角状に伸びた胞子のう穂をつけます。 クラマは京都の鞍馬山が由来です。
 
大きさ : 茎の長さ5cm以上、 葉の長さ1~3mm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の湿った林内
分布 : 北海道(渡島)、 本州、 四国、 九州、 琉球、 朝鮮、 台湾、 中国、 南アジア、 東南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

クラマゴケとクラマゴケモドキ

日本にはクラマゴケモドキという植物もいます。 モドキなのだからクラマゴケと同じくシダ植物というイメージがつきやすいかもしれません。
 
しかし、 クラマゴケモドキは維管束のないれっきとした「コケ植物」。 モドキの方が真のコケなのです…。

見られる散歩道

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