ホウライシダ

アジアンタムで有名なシダ!

  • 水路沿いによく生える。
    アジアンタムは属名のAdiantumが由来。
    写真 / 2023.3.4 神奈川県 江の島 S.Ikeda

  • 斜面に群生している。
    写真 / 2023.3.4 神奈川県 江の島 S.Ikeda

  • 土上に群生している。 根茎は短くはう。
    写真 / 2022.8.17 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 沖縄本島の滝のそばにて。
    本来の自生と思われる。
    写真 / 2023.3.25 沖縄県南城市 S.Ikeda

  • 葉裏には細長い胞子のう群がつく。
    育てていたアジアンタムに出ると、 病気や虫に間違われることもあるんだとか。
    写真 / 2021.10.10 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 1つの裂片の拡大。
    胞子のう群は葉の切れ込みごとに数個つく。
    写真 / 2022.8.17 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄は黒っぽくて硬い。
    写真 / 2022.8.17 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄基部や根茎には明るい茶色の鱗片が多い。
    写真 / 2022.8.17 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 若葉は多くのシダとちがって渦巻きではない。
    写真 / 2022.8.17 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • やさしく切れ込んだ葉が美しい。
    写真 / S.Ikeda

特徴

南日本に分布するシダで、 アジアンタムとしてよく栽培されています。 しかし、 東京周辺などではこの栽培品が野生化し、 水路脇などでよく見られるようになりました。 このような外来種を特に「国内外来種」と呼びます。
 
大きさ : およそ20cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生育場所 : 湿った岩場や水路沿い
分布 : 四国, 九州~琉球

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

トピック

園芸種として南アメリア原産のコバホウライシダ(Adiantum raddianum)もよく栽培されます。 こちらは葉の切れ込みがあまり横に広がらず、 胞子のう群が丸みがある(円腎形)ことなどから見分けられるほか、 冬の寒さに弱いです。 よって、 本土で野生化しているのは基本的にホウライシダです。

  • コバホウライシダの園芸品種"フラグランス”
    鉢植えでよく育てられる。
    写真 / 2022.9.23 S.Ikeda

  • フラグランスの葉の拡大。
    ホウライシダよりも細かい感じ。
    写真 / 2022.9.23 S.Ikeda

  • フラグランスの胞子のう群。
    ホウライシダよりも丸め(円腎形)。
    写真 / 2022.9.23 S.Ikeda

  • アジアンタム同士の比較。
    写真 / 2022.9.23 S.Ikeda

見られる散歩道