ヤワラシダ

やわらかさよりは(いろ)独特(どくとく)

  • 低地(ていち)から山地(さんち)林内(りんない)生える(はえる)
    独特(どくとく)(あお)緑色(りょくしょく)特徴(とくちょう)
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)長く(ながく)はって()出す(だす)
    若い(わかい)()(いろ)黄色(きいろ)っぽい。
    写真(しゃしん) / 2021.6.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 一番(いちばん)()切れ込み(きれこみ)基部(きぶ)縮まる(ちぢまる)
    写真(しゃしん) / 2022.5.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(さき)(けん)のように長く(ながく)伸びる(のびる)のも特徴(とくちょう)
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のう(ぐん)中央(ちゅうおう)(みゃく)とフチの中間(ちゅうかん)につく。
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉脈(ようみゃく)はフチに届か(とどか)ない。
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 下部(かぶ)の裂片には波状(はじょう)鋸歯(きょし)がある。
    ()(じく)()(りょう)個体(こたい)()がある。
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)黒っぽい(くろっぽい)
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 新芽(しんめ)
    写真(しゃしん) / 2022.4.10 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 1(まい)()
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

低地(ていち)林内(りんない)でよく()られるシダ。 名前(なまえ)()がやわらかいことに由来(ゆらい)しますが、 ()たシダでやわらかいものはたくさんあるので(たね)区別(くべつ)にはなりません。 むしろ独特(どくとく)(あお)緑色(りょくしょく)(ほう)特徴(とくちょう)です。
 
()(なが)さ : 30cmくらい
観察(かんさつ)時期(じき) : (はる)(あき)((なつ)(みどり)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : (てい)(やま)林内(りんない)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 屋久島(やくしま)), 朝鮮(ちょうせん), 台湾(たいわん), 中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

()仲間(なかま)との見分け(みわけ)(かた)

身近(みぢか)(きん)(えん)のハリガネワラビやハシゴシダが初心者(しょしんしゃ)には混同(こんどう)されがちです。
 
ハリガネワラビは①()がより大きく(おおきく)なり、 ②()(みどり)色っぽい(いろっぽい)ことが多く(おおく)、 ③()(さき)はあまり長く(ながく)ならないことが多く(おおく)、 ④胞子(ほうし)のう(ぐん)大きく(おおきく)て裂片の(さき)にはつかず、 ⑤葉脈(ようみゃく)はフチに達し(たっし)ます。
 
ハシゴシダは①暖地(だんち)常緑(じょうりょく)(せい)で、 ②()(じく)近接(きんせつ)する(うえ)の裂片は飛び出(とびで)て、 ③最下(さいか)()(へん)(はち)()目立た(めだた)なくて基部(きぶ)はあまり縮ま(ちぢま)ず、 ④胞子(ほうし)のう(ぐん)はフチ寄り(より)につき、 ⑤葉脈(ようみゃく)はフチに達し(たっし)ます。