アメリカオニアザミ

はんぱない長い(ながい)トゲで、とっても危険(きけん)要注意(ようちゅうい)外来(がいらい)植物(しょくぶつ)

  • (はな)淡い(あわい)紅紫(こうし)(しょく)(ピンク)で、大型(おおがた)になり、全体(ぜんたい)鋭く(するどく)長い(ながい)とげがある。
    写真(しゃしん) / 2022.7.7 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • (えだ)(さき)に1~3()(はな)をつける。
    写真(しゃしん) / 2022.7.7 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • ()鋸歯(きょし)(さき)長く(ながく)鋭い(するどい)とげになる。
    (くき)には(つばさ)があり、(つばさ)にもとげが生え(はえ)ている。
    写真(しゃしん) / 2022.7.7 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • つぼみは球形(きゅうけい)(たまご)(がた)(そう)(つと)(へん)(さき)もとげになる。
    写真(しゃしん) / 2022.7.7 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • (はな)終わる(おわる)と、大量(たいりょう)種子(しゅし)ができる。
    種子(しゅし)には羽毛(うもう)(じょう)綿毛(わたげ)があり、(かぜ)遠く(とおく)飛ばさ(とばさ)れる。
    写真(しゃしん) / 2022.7.18 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • (かぶ)大型(おおがた)になり、1mを超える(こえる)ことも。ひと(かぶ)相当(そうとう)(すう)(はな)をつける。
    写真(しゃしん) / 2022.7.18 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

特徴(とくちょう)

1960年代(ねんだい)北海道(ほっかいどう)確認(かくにん)され、本州(ほんしゅう)四国(しこく)へと分布(ぶんぷ)拡大(かくだい)しました。北海道(ほっかいどう)では利尻(りしり)礼文(れぶん)など離島(りとう)知床(しれとこ)などの自然(しぜん)公園(こうえん)(ない)にも生育(せいいく)し、対策(たいさく)がとられているそうです。生態(せいたい)(けい)大きな(おおきな)影響(えいきょう)与える(あたえる)恐れ(おそれ)があり、鋭い(するどい)とげがあって危険(きけん)大型(おおがた)育っ(そだっ)てたくさんの種子(しゅし)をつけ生育(せいいく)()広げる(ひろげる)ということで、要注意(ようちゅうい)外来(がいらい)生物(せいぶつ)指定(してい)されており、駆除(くじょ)呼びかける(よびかける)自治体(じちたい)多く(おおく)あります。
  
タイプ:キク()(いち)(ねん)(くさ)越年(えつねん)(そう) 
大き(おおき)さ:(たか)さ50~100cm 
(はな)時期(じき):7~10(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ)(みち)(わき)空き地(あきち)(はたけ)耕作(こうさく)放棄(ほうき)()()園地(えんち)牧草(ぼくそう)()など 自然(しぜん)公園(こうえん)(ない)にも侵入(しんにゅう) 
分布(ぶんぷ):ヨーロッパ原産(げんさん)帰化(きか)植物(しょくぶつ) 四国(しこく)本州(ほんしゅう)北海道(ほっかいどう)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。​

注意(ちゅうい)(てん)

鋭い(するどい)とげは皮膚(ひふ)刺さる(ささる)折れ(おれ)てとれなくなったりして危険(きけん)です。触ら(さわら)ないようにしましょう。駆除(くじょ)作業(さぎょう)には(かわ)手袋(てぶくろ)着用(ちゃくよう)し、じゅうぶんに注意(ちゅうい)する必要(ひつよう)があります。刈っ(かっ)たものは焼却(しょうきゃく)処分(しょぶん)しましょう。とげが危ない(あぶない)ので、新聞紙(しんぶんし)(すう)(まい)広げ(ひろげ)たものにくるんでゴミ(ぶくろ)入れる(いれる)など配慮(はいりょ)しましょう。刈っ(かっ)たまま放置(ほうち)すると危険(きけん)なばかりか、熟し(じゅくし)(たね)ができ散布(さんぷ)されてしまいます。()残る(のこる)再生(さいせい)するので、()掘り(ほり)取っ(とっ)処分(しょぶん)するのがベストです。春先(はるさき)のロゼット(じょう)小さい(ちいさい)うちに見つけ(みつけ)駆除(くじょ)するのが効果(こうか)(てき)です。ロゼットも、()鋭く(するどく)長い(ながい)とげですぐにわかります。

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ