四季の森公園
ツクバトリカブト
日本の3大有毒植物のひとつ
特徴
ドクウツギ、 ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされるトリカブトの仲間は日本には約30種が自生しています。 トリカブトの名の由来は、 花が古来の衣装で頭にかぶる鳥兜・烏帽子に似ているから、 または、 鶏の鶏冠(とさか)に似ているからとも言われています。 ツクバトリカブトは筑波山で発見され命名されました。 (HT)
タイプ : キンポウゲ科トリカブト属の多年草
大きさ : 高さ 30-90cm、 花の長さ35-40cm
花の時期 : 9-10月
生育場所 : 低地~山地の林縁、 草原
分布 : 本州(東北南部~関東の平野部、 長野県中・北部、 三陸の海寄り地域等)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
注意点
トリカブトの仲間は全草が猛毒を持つことで有名な植物です。 春先の若葉が食用となるニリンソウと間違えて食べる中毒例がしばしばあります(3人で小鉢1杯を食べ2名が死亡した例があります)。 芽吹きのころは、 ヨモギ、 モミジガサ、 ミツバ、 ゲンノショウコなどとも似ているので注意が必要です。 また、 蜂蜜も毒となるので、 近くで養蜂をしないか開花期を避けることが重要です。
見られる散歩道
執筆協力 : 田中ひとみ