津久井湖城山公園

キバナアキギリ

学名は「日本のサルビア」という意味

  • クリームイエローの美しい花
    写真 / SogaToshio

  • 花は2唇形で広く開口する。
    写真 / SogaToshio

  • 上唇の下側に沿って赤紫色の雌しべの花柱が伸び、 外に突き出る。 雌しべの柱頭は2つに裂けている。 その下側には2本の雄しべがある。
    写真 / htanaka

  • 下唇には上の雄しべから続く1対の赤紫色の退化した雄しべがあって、 昆虫がここに乗ると、 てこの原理で上にある雄しべのやくが昆虫の背中に降りて花粉をつける。
    写真 / SogaToshio

  • 花は十字対生になって茎につく。 がくには長い毛がある。
    写真 / SogaToshio

  • 葉は対生につき、 3角状ほこ形で基部は左右に張り出して、 ふちには鋸歯がある。
    写真 / htanaka

特徴

花壇によく植えられるブラジル原産の赤いサルビアとよく似た形の黄色い花を咲かせる秋の野草です。 名前の由来は、 秋に咲く桐(キリ)の花によく似た花で黄色いので、 黄花秋桐(キバナアキギリ)です。 蜜を吸いに来るハナバチなどの昆虫に花粉を運んでもらうための見事な仕掛けが花にはあります。 (HT)
 
タイプ : シソ科アキギリ属の多年草
大きさ : 高さ 20-40cm、 花の長さ2.5-3.5cm、 葉の長さ5~10cm
花の時期 : 8-10月
生育場所 : 山の木陰
分布 : 本州~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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