コシダ

小さいシダ?いやそんなことはない!

  • 道路わきの乾いた斜面に多い。
    写真 / 2022.6.5 沖縄県 石垣島 S.Ikeda

  • 小さめの葉。
    写真 / 2022.5.14 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって群生する。
    しばしばウラジロもまじっている。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉裏はウラジロと同じく白っぽい。
    切れ込みはウラジロより少ない。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形で包膜がない。
    つけるのはまれ。
    写真 / 2022.6.5 沖縄県石垣島 S.Ikeda

  • 1つにつき多くて15個の胞子のうがつく。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 分枝点には休止芽がある。
    春になると…
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 春に休止芽がびよーんと伸びる。
    写真 / 2023.3.17 愛知県新城市 S.Ikeda

  • V字に分かれる前の新芽。
    茶色っぽい鱗片(りんぺん)が多いが後にはがれる。
    写真 / 2023.3.17 愛知県新城市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    2又ずつ分かれる形が特徴。
    写真 / S.Ikeda

特徴

暖かい地域にごくふつうに見られるシダです。 正月飾りにも使われるウラジロのの別名がオオシダで、 それより小さいことからコシダといいます。 とはいえ、 本土でみられるシダの中では大きめで、 斜面に一面に生えることもあります。
 
大きさ : 1mをこえる
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 乾いた斜面
分布 : 日本(本州(新潟-福島以西), 四国, 九州, 琉球), 世界の亜熱帯と熱帯の広域

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

身近なシダではウラジロが少し似ています。
 
ウラジロは①コシダより大きくなり、 ②小羽片は深く切れ込み、 ③1本の軸からのみ羽片を出し、 ④胞子のう群は1つにつき胞子のう1~4個と少ないことなどが特徴です。

  • 緑は羽片、 赤は軸(葉軸と葉柄)
    写真 / S.Ikeda