シロヨメナ

秋(あき)に白(しろ)花(はな)がすがすがしい野菊(のぎく)

白い(しろい)小(しょう)花(はな)が枝(えだ)先(さき)に集まっ(あつまっ)て咲き(さき)美しい(うつくしい)。
写真(しゃしん) / 2016.10.12 千葉(ちば)県(けん)泉(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) SogaToshio
茎(くき)に白い(しろい)毛(け)がまばらに生え(はえ)、茎(くき)の先(さき)のほうで少し(すこし)枝分かれ(えだわかれ)する。
写真(しゃしん) / 2022.10.16 茨城(いばらき)県(けん)筑波(つくば)山(さん) htanaka
つぼみ。花(はな)のもとの部分(ぶぶん)になる筒(つつ)状(じょう)の総(そう)苞(つと)はうろこを重ね(かさね)たようで、花時(はなどき)には長(なが)さ4ミリほどになる。
写真(しゃしん) / 2018.9.17 茨城(いばらき)県(けん)筑波(つくば)山(さん) htanaka
葉(は)は無(む)柄(え)または短(たん)柄(え)で、 3脈(みゃく)が目立ち(めだち)、先(さき)は尖り(とがり)縁(えん)に大きな(おおきな)鋸歯(きょし)があって、表面(ひょうめん)を触る(さわる)とざらつく。
写真(しゃしん) / 2022.10.16 茨城(いばらき)県(けん)筑波(つくば)山(さん) htanaka
黄色い(きいろい)筒(つつ)状(じょう)花(はな)の周り(まわり)に白い(しろい)舌(した)状(じょう)花(はな)が8～13枚(まい)。ヒラタアブの仲間(なかま)が花(はな)に来(き)ていた。
写真(しゃしん) / 2022.10.16 茨城(いばらき)県(けん)筑波(つくば)山(さん) htanaka

特徴(とくちょう)

薄紫(うすむらさき)色(しょく)の花(はな)が咲く(さく)ヨメナに似(に)て、花(はな)が白い(しろい)のでシロヨメナと名(な)がつきました。秋(あき)の山道(さんどう)でよく出会う(であう)花(はな)です。
　　
タイプ : キク科(か)シオン属(ぞく)の多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : 高(たか)さ 1m内外(ないがい)、頭(あたま)花(はな)の径1.5~2cm、葉(は)の長(なが)さ 5-13cm
花(はな)の時期(じき) : 9-11月(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : 山林(さんりん)の縁(えん)や山道(さんどう)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)～九州(きゅうしゅう)　台湾(たいわん)

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

よく似(に)た植物(しょくぶつ)

白い(しろい)花(はな)が咲く(さく)シラヤマギクとよく似(に)ていますが、シロヨメナの方(ほう)が白い(しろい)花びら(はなびら)(舌(した)状(じょう)花(はな)）の数(かず)が多い(おおい)ので、にぎやかな感じ(かんじ)がします。葉(は)の形(かたち)も違う(ちがう)ので見比べ(みくらべ)てくださいね。

見(み)られる散歩道(さんぽみち)

泉(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん)

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ