コウライイチイゴケ

詳しく調べたら意外と数が多かった

  • 湿地に生える。
    写真 / 2021.3.5 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 日なたの葉はより黄色っぽい。
    大きいので目立つ。
    写真 / 2022.3.20 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 湿った草地の上に群生。
    冬~早春だと草が枯れていて見つけやすい。
    写真 / 2022.3.20 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 乾いてもほとんど形は変わらない。
    それぞれの葉は丸みがある。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉はふつう非対称。 長さは2~4mmほど。
    卵のような形で先はとがる。
    写真 / S.Ikeda

  • フチには低い鋸歯がある。
    ないこともある。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉の基部から2本の中肋(ちゅうろく)が伸びる。
    時に葉の1/3くらいに達する。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉身細胞は細長くて0.1mm以上になる。
    写真 / S.Ikeda

特徴

水辺の土上に生える大型のコケ。 テカリのある左右非対称の葉を、 あまり重ならないように茎につける姿が特徴です。 胞子を飛ばすための蒴(さく)は現在も見つかっていません。
 
大きさ : 時に6cm以上、 葉は2~4mm
観察の時期 : 一年中
生える場所 : 湿地
分布 : 本州~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

おもしろトピック

なんと最近まで、 環境省のレッドリストによって絶滅危惧Ⅰ類(野生絶滅の一歩手前)に指定されていました。 しかし、 後に調べると意外に数が多いことがわかり、 2012年にはリストから除外されました。

見られる散歩道