センニンソウ

実につく白い毛が仙人のひげみたい?

  • 白い花が群れて咲く。
    写真 / 2018.9.2 茨城県筑波山 htanaka

  • 白い4枚のがく片がある。 花弁はない。
    写真 / 2020.9.5 千葉県泉自然公園 SogaToshio

  • 雄しべは多数あり、 糸状の花糸が目立つ。
    写真 / 2020.12.20 茨城県椎尾山 htanaka

  • 果実(痩果)の先端に白色羽毛状の花柱が長く伸び、 風に飛ばされて散布する。
    写真 / 2018.12.23 茨城県椎尾山 htanaka

  • 葉は羽状複葉で3~7枚の小葉があり、 葉柄が長く曲がりくねってからみつく。 冬でも一部の葉はあって、 赤っぽく変色することもある。
    写真 / 2019.12.22 茨城県椎尾山 htanaka

  • 旺盛につるを伸ばして、 低木等の上を覆いつくすこともある。
    写真 / 2018.9.2 茨城県筑波山 htanaka

特徴

ソウ(草)と名につきますが、 つる性の半低木です。 夏の終わりから秋に白く群れて咲く花が美しく、 晩秋の羽毛のついた実も印象的です。
  
タイプ : キンポウゲ科センニンソウ属の木本性つる植物
大きさ : 花の径2~4(6)cm
花の時期 : 8-9月
生育場所 : 林の縁、 道ばたの草地 日当たりのよい場所
分布 : 北海道(南部)~沖縄・小笠原 朝鮮半島、 中国、 台湾

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

有毒植物で、 茎や葉に触れるとかぶれを起こすことがあるので注意が必要です。

執筆協力 : 田中ひとみ