リンドウ

スカイブルーの(あき)(はな)

  • ()覚める(さめる)ような青い(あおい)(はな)内部(ないぶ)白っぽく(しろっぽく)茶褐色(ちゃかっしょく)斑点(はんてん)がある。 ()のあるときだけ開き(ひらき)曇天(どんてん)夜間(やかん)閉じ(とじ)ている。
    写真(しゃしん) / 2021.11.3 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) SogaToshio

  • (はな)(くき)(いただき)上部(じょうぶ)葉腋(ようえき)集まっ(あつまっ)咲く(さく)(つつ)(じょう)(かね)(がた)(はな)(うえ)向い(むい)咲き(さき)(さき)が5(~6)に裂け(さけ)て裂片の()(ふく)(へん)小さく(ちいさく)、 裂片の(さき)尖る(とがる)
    写真(しゃしん) / 2022.11.7 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) MayaN

  • 咲き(さき)始め(はじめ)(はな)雌しべ(めしべ)周り(まわり)を葯が囲み(かこみ)雌しべ(めしべ)見え(みえ)ない。
    写真(しゃしん) / 2022.11.7 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) UE

  • 雄しべ(おしべ)開い(ひらい)て葯が離れる(はなれる)(ゆう)(せい)()
    写真(しゃしん) / 2022.11.7 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) UE

  • 花粉(かふん)()終わる(おわる)と、 雌しべ(めしべ)先端(せんたん)開い(ひらい)(めす)(せい)()となる。
    写真(しゃしん) / 2022.11.7 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) UE

  • 直立(ちょくりつ)または(はす)上し(じょうし)(くき)(なが)さは1mになることもある。 ()生葉(いくは)はなく、 (くき)には()のない()対生(たいせい)する。 ()(えん)には(ほそ)突起(とっき)があってややざらつく。
    写真(しゃしん) / 2022.11.7 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) MayaN

特徴(とくちょう)

キキョウとともに(あき)代表(だいひょう)する(はな)としてよく知ら(しら)れているリンドウ、 リンドウの仲間(なかま)植物(しょくぶつ)総称(そうしょう)して呼ぶ(よぶ)こともあります。 (ぜん)(くさ)苦く(にがく)薬用(やくよう)としても使わ(つかわ)れます。
  
タイプ : リンドウ()リンドウ(ぞく)多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : (たか)さ 20-100cm、 (はな)(なが)さ 3-4.5cm
(はな)時期(じき) : 9-11(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : 山野(やまの)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)九州(きゅうしゅう)奄美諸島(あまみしょとう) 

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

()のいわれ

古く(ふるく)から薬用(やくよう)用い(もちい)られたリンドウ。 その(にが)さは中国(ちゅうごく)では熊の胆(くまのい)以上(いじょう)だというので竜胆(りんどう)(りゅうたん)と名づけ(なづけ)られたとのこと。 日本(にっぽん)では「リュウタン」と音読み(おんよみ)をしていたのが、 いつの間にか(いつのまにか)「リンドウ」になったといわれています。

リンドウとよく()植物(しょくぶつ)

東海(とうかい)関西(かんさい)地方(ちほう)湿地(しっち)()られる()細い(ほそい)リンドウはホソバリンドウです。 花屋(はなや)切り花(きりばな)として売ら(うら)れているのは、 本州(ほんしゅう)中部(ちゅうぶ)以北(いほく)から北海道(ほっかいどう)()られるエゾリンドウを栽培(さいばい)したものです。 エゾリンドウは()(うら)白っぽく(しろっぽく)()(えん)はざらつきません。 中国(ちゅうごく)にあるのはトウリンドウです。

()られる散歩道(さんぽみち)

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ