葉をもむと竜脳(りゅうのう)の香りがするのが名の由来です。 竜脳は東南アジア原産の竜脳樹(リュウノウジュ)からとれる精油からつくられた透明な結晶で、 香料や薬用として古代から珍重され交易品となっていました。 クスノキからとれる樟脳(しょうのう)に似た香りがします。
特徴
秋の野菊の一つで、 日当たりの良い斜面などで一番遅くに白い花を咲かせます。 栽培するキクに似た丸みのある葉が特徴です。
タイプ : キク科キク属の多年草
大きさ : 高さ 40-80cm、 頭花の径2.5-5cm
花の時期 : 10-11月
生育場所 : 日当たりのよい山地の斜面
分布 : 本州(宮城県南部・新潟県以西)、 四国、 九州(宮崎県)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
名の由来
リュウノウギクの見られるスポット
見られる散歩道
執筆協力 : 田中ひとみ