オツネントンボ

真冬の氷点下を生きぬく細身のトンボ

  • メス。 暖かい日にはフワリフワリと飛ぶ。
    写真 / 2022.9.29 長野県諏訪郡 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2022.9.29 長野県諏訪郡 MasakoT

  • メス。 枝になりきり、 目立たない。
    写真 / 2022.9.29 長野県諏訪郡 MasakoT

  • オス。
    写真 / 2022.9.29 長野県諏訪郡 MasakoT

特徴

平地~山地の植物が生えている池や沼で見られるアオイトトンボの仲間。 成虫で越冬する北方系のトンボ。 6~8月に羽化したトンボは、 冬を越し、 春に交尾や産卵を行い、 6月頃に姿を消します。 体色は春になってもほとんど変わらず地味なままです。
 
大きさ : 体長37~41mm
食べ物 : 幼虫はミジンコ、 ボウフラ、 水生昆虫など 成虫は昆虫など
成虫が見られる時期 : 3~12月(成虫越冬。 冬でも気温が上がると活動する。 )
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

ホソミオツネントンボに似ています。
ホソミオツネントンボは、 はねを閉じたとき、 前ばねと後ばねの縁紋が重なります。
オツネントンボは、 はねを閉じたとき、 前ばねと後ばねの縁紋が重なりません。

  • 縁紋の重なりと胸の模様の違いで識別
    写真 / MasakoT