エンビセンノウ

なんともおもしろい形の鮮やかな赤い花びら

  • 5枚の鮮紅色の花弁は深く切れ込み燕の尾のよう。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 花弁は2深裂しその基部には両側に側裂片がでる。 花弁の基には同色の小さな鱗片が2つずつついている。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 花は茎の先端部分に集まってつき、 葉は対生して茎を抱く。
    写真 / 2022.8.31 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 花が終わり、 若い果実。
    写真 / 2022.9.4 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

特徴

花びらの先が燕(つばめ)の尾のように深く切れこんでいて、 センノウ(フシグロセンノウを参照)によく似ていることから、 燕尾仙翁(エンビセンノウ)と名がつきました。 ごく限られた地域にある絶滅危惧種です。
  
タイプ : ナデシコ科マンテマ属の多年草
大きさ : 高さ 45-100cm
花の時期 : 7-8月
生育場所 : 平地や山地の草原
分布 : 北海道(日高地方)、 本州(青森県、 長野県、 埼玉県) 朝鮮半島、 中国北東部、 ロシア極東地方

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ