エゾミソハギ

毛のあるミソハギ

  • 茎は直立して葉が対生または3個輪生し、 茎・葉など全体に短毛が生える。 頂生する穂状花序に濃いピンク色の多数の花をつける。
    写真 / 2020.8.29 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 赤紫色の花弁は4~6枚。 花序の柄、 がくにも短毛が密生する。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • はじめは雄性期。 2種類の雄しべが6本ずつ2輪になっている。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 花粉が出終わると雌性期になる。 花柱の長さが番う3タイプの花がある。 これは長花柱の花。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 中花柱の花。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 短花柱の花。
    写真 / 2022.8.16 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 花が終わると、 子房が膨らみ始める。 がく裂片の間の付属体はミソハギのように平開しない。
    写真 / 2022.9.13 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

  • 温帯地域の湿地に群生する。
    写真 / 2020.8.29 長野県八ヶ岳自然文化園 IsaoW

特徴

ミソハギによく似ていますが、 全体に短毛があります。 広く世界の温帯地域の湿地に群生する植物です。
  
タイプ : ミソハギ科ミソハギ属の多年草
大きさ : 高さ 50-150cm、 花弁の長さ 6-8mm
花の時期 : 7-8月
生育場所 : 湿原に群生
分布 : 南千島・北海道~九州 ユーラシア、 アフリカ、 北アメリカの温帯に広く分布 

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ