ミソハギ

仏事に使うお盆の花

  • ピンク色の花穂が直立し密集するのできれい。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • 花びらは5~6枚、 茎に数個の花が集まってつく。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • 花びらは離れていて、 雄しべは12本で長いのと短いのがある。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • 全体無毛、 葉は対生でほとんど柄がない。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • がく裂片の針状の付属体が開出するのがエゾミゾハギとの区別点。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • 実になると、 がく裂片は閉じて、 開出する6本の針状付属体が目立つ。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • 湿地に生育する。
    写真 / 2022.7.9 茨城県自然博物館 htanaka

  • ヨシと混生することが多い。
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

特徴

全国の湿地に自然に生育しますが、 田のすみや庭などにも栽培されています。
お盆の時に盆花として供え、 萩に似た花茎を水に浸して禊(みそぎ、 おはらいのこと)としてかけたことから、 禊萩(みそぎはぎ)がミソハギになったとも言われています。 花の終わるころの全草を生薬としても利用してきました。
群れて咲く赤紫の花が目を引く夏の花です。
  
タイプ : ミソハギ科の多年草
大きさ : 高さ 50-100cm、 花の径約1.5cm
花の時期 : 7-8月
生育場所 : 山野の湿地
分布 : 北海道~九州 朝鮮

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

よく似た植物

よく似ていて、 茎や葉、 がくなどに毛があるエゾミゾハギが、 やや涼しい温帯地域の湿地で広く見られます。

執筆協力 : 田中ひとみ