コモチシダ

葉っぱの上に子どもがたくさん

  • 林縁斜面や崖に生える。
    写真 / 2021.9.3 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉を垂らす。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉の表面に無性芽をたくさんつける。
    写真 / 2021.9.3 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 無性芽の拡大。
    これが落ちると別の株として成長する。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は三日月のような形で、 ソーセージのような厚みのある包膜(ほうまく)に覆われる。
    中心の脈寄りにつける。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    赤茶色っぽい鱗片をたくさんつける。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 新芽は緑色。
    写真 / 2022.10.4 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    肉厚な葉が特徴。
    切れ込みの先はあまり伸びない。
    写真 / S.Ikeda

特徴

暖かい地域で崖から垂れていることが多い肉厚なシダ。 名前の由来にもなっている、 葉の表面にたくさんつける無性芽が大きな特徴です。
 
葉の長さ : 1mになる
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の斜面や崖
分布 : 日本(本州, 四国, 九州), 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

ハチジョウカグマが似ています。
ハチジョウカグマは①より大きくなり2mを超え、 ②羽片や小羽片の先は細く伸び、 ③若葉は赤っぽくてきれいで、 ④より南方でよく見られます。

  • 2種の比較
    写真 / S.Ikeda