ミヤマメシダ

黒い鱗片がチャームポイント

  • 高山の林縁に多い。
    北日本では低地にも生える。
    写真 / 2023.9 群馬県 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉を密に出す。
    写真 / 2023.9 群馬県 S.Ikeda

  • 若葉や日当たりの良い葉は黄色っぽい。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉先。
    やや急に細くなる。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 羽片。
    細かくて荒々しく、 先はよく尖ることが多いが個体差がある。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    中央の羽片より半分くらい縮む。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は楕円形またはカマ状に曲がり、 やや脈寄りにつく。
    包膜はフチが糸状にほつれる。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 熟した胞子のう群。
    包膜の特徴はわかりにくくなる。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉柄。
    ねじれた黒い鱗片が多くつくのは本種最大の特徴。
    葉身より短めなところもエゾメシダとの区別点。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉柄。
    時にエゾメシダに似て赤みかかることもある。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉柄。
    黒い鱗片のねじれ具合は個体差がある。
    似たエゾメシダサトメシダオクヤマワラビは、 いずれも茶色っぽい鱗片をつける。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    ツルツルで、 鱗片がほとんどない。
    写真 / 2025.9 長野県 S.Ikeda

特徴

高山に生える代表的なシダの一つ。 葉は楕円形状で粗く切れ込み、 葉裏にカマ状に曲がった胞子のう群をつけます。 一番の特徴は、 葉柄につく鱗片が黒くて目立ち、 よくねじれることです。 名前は深山(みやま : 奥深い山のこと)に生えるメシダ科であることに由来します。
 
葉の長さ : 60~100cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 高山の明るい林縁や岩場
分布 : 北海道、 本州(鳥取以東)、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

似た仲間との見分け方

エゾメシダがよく似ています。
 
エゾメシダは①葉柄の鱗片が茶色っぽいです。 ②葉柄は赤っぽく、 葉身と同じくらいの長さのことが多いです。

  • 2種の葉柄の比較。
    写真 / S.Ikeda

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