エゾメシダ

北海道(ほっかいどう)に多い(おおい)雌(めす)シダ

林(はやし)縁(ゆかり)などに多い(おおい)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
小さめ(ちいさめ)の葉(は)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
根茎(こんけい)を斜(はす)上(じょう)させて葉(は)を出す(だす)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
葉(は)は細かく(こまかく)切れ込む(きれこむ)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
小羽(おば)片(へん)。
細長く(ほそながく)てよく尖る(とがる)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
葉(は)裏(うら)。
カマ状(じょう)に曲がっ(まがっ)た胞子(ほうし)のう群(ぐん)をつける。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
葉柄(ようへい)は赤(あか)っぽいことが多い(おおい)。
長(なが)さは葉(は)身(み)と同じ(おなじ)くらいで長め(ながめ)。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
葉柄(ようへい)の拡大(かくだい)。
茶色(ちゃいろ)っぽい鱗片(りんぺん)が多め(おおめ)。
この鱗片(りんぺん)はよくねじれている。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda
葉(は)軸(じく)。
鱗片(りんぺん)はほとんどない。
写真(しゃしん) / 2023.8.26 北海道(ほっかいどう)釧路(くしろ)市(し) S.Ikeda

特徴(とくちょう)

蝦夷(えぞ)(えぞ)の通り(とおり)北海道(ほっかいどう)では山地(さんち)から市街地(しがいち)まで各地(かくち)で見(み)られる大きめ(おおきめ)のシダ。葉(は)は下(した)がやや縮まる(ちぢまる)楕円(だえん)形(がた)をしていて、赤み(あかみ)のある葉柄(ようへい)には茶色(ちゃいろ)っぽい鱗片(りんぺん)をつけます。
　
葉(は)の長(なが)さ : 1mになる
観察(かんさつ)の時期(じき) : 春(はる)~秋(あき)(夏(なつ)緑(みどり)性(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : 山地(さんち)などの明るい(あかるい)林(はやし)縁(ゆかり)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう), 本州(ほんしゅう)(鳥取(とっとり)以東(いとう))), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく), 極東(きょくとう)ロシア

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

似(に)た仲間(なかま)との見分け(みわけ)方(かた)

ミヤマメシダがよく似(に)ています。中間(ちゅうかん)的(てき)な個体(こたい)がよく見(み)られることから区別(くべつ)しない考え(かんがえ)もあります。
　
●ミヤマメシダは①葉柄(ようへい)の鱗片(りんぺん)が黒く(くろく)て目立ち(めだち)ます。 ②葉柄(ようへい)はうすい緑色(りょくしょく)で、長(なが)さは葉(は)身(み)の半分(はんぶん)くらいで短め(みじかめ)のことが多い(おおい)です。

2種(しゅ)の葉柄(ようへい)の比較(ひかく)。
写真(しゃしん) / S.Ikeda