クロテンフユシャク

はねに黒点(こくてん)がある普通(ふつう)にいるフユシャク

  • 交尾(こうび)。 はねのあるオスとはねのないメス。
    写真(しゃしん) / 2023.2.6 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

  • 交尾(こうび)手すり(てすり)()(みき)()られる。
    写真(しゃしん) / 2023.1.30 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

  • 交尾(こうび)。 メスは隠れ(かくれ)ているが、 あしがちらっと見え(みえ)ている。
    写真(しゃしん) / 2023.2.6 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

  • オス。 (ぜん)ばねに黒っぽい(くろっぽい)小さな(ちいさな)(もん)がある。
    写真(しゃしん) / 2023.2.12 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

  • オス。 (こう)ばねは白っぽい(しろっぽい)
    写真(しゃしん) / 2021.2.10 千葉(ちば)(けん)市川(いちかわ)() MasakoT

  • オスの裏側(うらがわ)
    写真(しゃしん) / 2022.2.14 千葉(ちば)(けん)市川(いちかわ)() MasakoT

  • メス。 はねがなく、 腹部(ふくぶ)先端(せんたん)()(たば)発達(はったつ)
    写真(しゃしん) / 2023.2.6 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

  • (たまご)(かたまり)。 メスは腹部(ふくぶ)先端(せんたん)()(たば)(たまご)にはりつける。
    写真(しゃしん) / 2023.2.12 千葉(ちば)()稲毛(いなげ)() MasakoT

特徴(とくちょう)

平地(ひらち)から山地(さんち)まで普通(ふつう)()られるフユシャクの仲間(なかま)で、 都市(とし)()でも()られます。 オスははねがありますが、 メスははねがなく小さい(ちいさい)です。 夜行(やこう)(せい)明かり(あかり)やって来(やってき)ます。 (MT)
 
大き(おおき)さ : オス(開張(かいちょう))25~31mm メス(体長(たいちょう))9~11mm
食べ物(たべもの) : 幼虫(ようちゅう)はクヌギ、 コナラなど様々(さまざま)広葉樹(こうようじゅ)()成虫(せいちゅう)(くち)退化(たいか)しており(なに)食べ(たべ)ない。
成虫(せいちゅう)()られる時期(じき) : 12~3(つき)
分布(ぶんぷ) : 北海道(ほっかいどう)本州(ほんしゅう)四国(しこく)九州(きゅうしゅう)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

()仲間(なかま)との見分け(みわけ)(かた)

ウスバフユシャク()ています。
ウスバフユシャクの(ほう)がクロテンフユシャクより少し(すこし)早く(はやく)現れ(あらわれ)ます。
ウスバフユシャクは、 (ぜん)ばねの(せん)がゆるやかにカーブします。
クロテンフユシャクは、 (ぜん)ばねの(せん)がくの()曲がっ(まがっ)ています。

フユシャクとは

フユシャクとは(あき)終わり(おわり)から早春(そうしゅん)寒い(さむい)時期(じき)にあらわれるシャクガの仲間(なかま)のことです。 日本(にっぽん)国内(こくない)には35種類(しゅるい)ほど生息(せいそく)しており、 (ふゆ)()種類(しゅるい)入れ替わり(いれかわり)ながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化(たいか)して飛ぶ(とぶ)ことができず、 フェロモンを出し(だし)てオスを呼び(よび)ます。 多く(おおく)成虫(せいちゅう)は、 エサをとりません。