アマナ
晴れた日だけ花が開く
特徴
名前は、鱗茎が食用になり甘みがあることに由来します。
幅0.5-1cmほど、長さ20cm前後の細長い葉を2本伸ばし、その間から15cmほどの花茎を出して先端に白い花を1つ咲かせます。
葉は少し白っぽく、遠くからは粉を吹いているようにも見えます。
花は暗紫色のすじがある花被片6個からなっています。
花被片は日が当たると開き、雨や曇りの日は閉じたままです。
早春に花を咲かせ晩春には地上部を枯れさせてしまう典型的なスプリングエフェメラルです。
タイプ:ユリ科の多年草
大きさ:高さ10-20 cm、花被片の長さ2-2.5cm 葉の長さ10-25cm
花の時期:3月
生育場所:日当たりのよい草地、水田のあぜ
分布:本州(福島県以南、石川県以西)、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。
執筆協力 : 田中ひとみ