イワデンダ

関節をもつシダ

  • 本州中部の山地に多い。
    デンダはシダの古い言い方。
    写真 / 2023.8.26 北海道釧路市 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉を出す。
    石のすき間から生えている。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 切れ込みは丸みがある。
    下側が軸とくっつく。
    上側は耳のようにピョンと飛び出る。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉裏には毛がまばらにある。
    胞子のう群は円形でフチ寄りにつける。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉は下ほど縮まる。
    矢印あたりに関節がある。
    写真 / 2021.9.8 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 矢印の拡大。
    葉軸と葉柄の間に斜めの関節がある。
    ここを境に折れやすい。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽい鱗片をつける。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 新芽。
    白~うす茶色っぽい毛が多い。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉を食べるマダラツマキリヨトウの幼虫。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉軸をモグモグ。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    細長くて弱々しい。
    写真 / S.Ikeda

特徴

涼しい山地の明るい岩場に生える細長めのシダです。 白っぽい黄緑色をしていて、 切れ込みは丸みがあるので優しい感じがします。
 
大きさ : 長さ30cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の岩場
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州北部), 朝鮮, 台湾, 中国, 極東ロシア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

イワデンダ科のシダ

イワデンダ科は日本に7種ほど自生しています。 葉は細長くて30㎝ほどの小さいシダが多いです。
 
フクロシダを除いて葉柄に関節をもつのが1つの大きな特徴で、 種類によって位置が異なります。