ホウオウゴケ

伝説の鳥「ホウオウ」の尾の如し…

  • 山地林内の沢近くに多い。
    大きくて迫力がある。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 茎に平たくて細めの葉が対生する。
    この姿が鳳凰の尾に例えられた。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 1本の茎。 大きいと長さ9cmになる。
    葉は18~46対ほどつける。
    写真 / S.Ikeda

  • 蒴。
    茎の上部の葉腋から出る。
    写真 / S.Ikeda

  • 湿っていると葉を綺麗に広げる。
    右は近縁種のトサカホウオウゴケ
    写真 / S.Ikeda

  • 乾くとホウオウゴケは少し縮まる。
    トサカホウオウゴケは強く縮まる。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉の拡大。
    ホウオウゴケの大きな特徴は葉のフチ。
    フチに2~4個の細胞層があって暗く見える。
    写真 / S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    長さ4.5~8.7mm。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉先。 中肋は葉先近くまで。
    フチには不規則な歯牙がある。
    写真 / S.Ikeda

特徴

山地の林内に生える大型のコケ。 ホウオウゴケの仲間は神話上の鳥「鳳凰(ほうおう)」の尾に例えられた形が特徴で、 その中でも本種は特に大きくなるのでインパクトがあります。
 
大きさ : 茎の長さ4~9㎝ほどでこの仲間としては大型
観察の時期 : 一年中
生える場所 : 林内の地上や岩上
分布 : 北海道~琉球

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​