オリヅルシダ

垂らす「折り鶴」がかわいいのです

  • 海岸近くの林内に生える。
    自生地では数が多い。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉を出す。
    表面は濃い緑色でツヤが強い。
    写真 / 2021.6 千葉県 S.Ikeda

  • 葉先。
    急に細くなる。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 羽片。
    先は細く尖る。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 羽片の基部上側に耳状のでっぱりがある。
    大きく切れ込んで1つの小羽片状になるものは品種でキヨズミオリヅルシダという。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    上の羽片と大きな違いはない。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 時に葉先が長く伸びる葉がある。
    この先からは…
    写真 / 2021.6 千葉県 S.Ikeda

  • 吊るした折り鶴のように無性芽をつける。
    これが地面につくと…
    写真 / 2021.6 千葉県 S.Ikeda

  • 下の株から伸びてきた葉先の無性芽が上で地について、 新たに定着した。
    写真 / 2021.6 千葉県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群を多くつける。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形。
    包膜は小さくて早落性。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽくて幅広い鱗片が多い。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    茶色の幅広めな鱗片が多い。
    写真 / 2024.7 千葉県 S.Ikeda

  • 新芽。
    くるくる。
    写真 / 2024.3 千葉県 S.Ikeda

  • 一面に生えていることも。
    写真 / 2021.6 千葉県 S.Ikeda

特徴

太平洋側の海岸近くに生えるテカテカなシダ。 葉先が長く伸びて新たな自分のクローン(無性芽)をつける様子が、 糸に垂らした折り鶴のように見えます。 見た目はあまり似ていませんが、 イノデの仲間です。
 
葉の長さ : 20~40cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 海岸近くの岩場や斜面
分布 : 本州(千葉以西)、 四国、 九州、 琉球(沖永良部島以北)、 朝鮮、 台湾、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​