ヒカゲワラビ

林内を覆う大きな影

  • 林内に生える。
    湿った谷沿いなどに多い。
    写真 / 2021.6.3 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉をたくさん出す。
    写真 / 2022.10.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 1つの切れ込み(小羽片)。
    写真 / 2022.10.14 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉裏には胞子のう群をびっしりつける。
    写真 / 2022.10.14 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は楕円形から線形。
    中心の脈とフチの中間につける…というような書き方をされるが実際には脈からフチまで長く伸びてる感じ。
    写真 / 2022.10.14 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    黒っぽい鱗片が多い。
    写真 / 2022.10.14 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    葉軸とともに鱗片は少ない。
    写真 / 2022.10.14 千葉県鴨川市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    写真 / S.Ikeda

特徴

林内のやや湿った場所に多い大きめのシダです。 葉は草っぽくてやわらかいですが、 細かく切れ込んでいてちょっとした荒々しさも感じられます。 名前は日陰に生えることに由来しているとされます。 さらに大きいオニヒカゲワラビが似た場所に生えていることもあります。
 
大きさ : 長さ60cmくらい
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地のやや湿った林内
分布 : 日本(本州(新潟以南), 四国, 九州, 琉球(沖永良部島以北)), 済州島, 中国, ベトナム

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​