ヒカゲワラビ

林内を覆う大きな影

  • スギ林内でよく見られる。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉をたくさん出す。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉先。
    三角状に細くなる。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 羽片。
    切れ込みが深い。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    長さは上の羽片と同じか、 それよりも長め。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片の柄はオニヒカゲワラビなど多くの似たシダよりも長い。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 小羽片。
    オニヒカゲワラビよりも細く、 フチが少し内側に巻きこむ感じがする。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群をびっしりつける。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は楕円形から線形で、 包膜も同じ形。
    脈とフチの中間につける…というような書き方をされるが、 実際には脈からフチまで長く伸びてる感じに見えることが多い。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    黒っぽい鱗片が多め。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    葉軸とともに鱗片はほとんどない。
    写真 / 2022.10 千葉県 S.Ikeda

  • 新芽。
    この時は全体に鱗片が多めで、 後に落ちる。
    写真 / 2025.6 千葉県 S.Ikeda

  • 平面写真。
    葉柄は暗い色のことが多い。
    写真 / S.Ikeda

特徴

うす暗く湿った林内に生えるシダ。 葉は三角形状で細かく切れ込み、 わずかに紫色っぽさがあってやわらかいです。 近縁のオニヒカゲワラビよりは小さめで、 小羽片が細めなので華奢な感じがします。 葉裏の胞子のう群は細いです。 名前は日陰に生えることに由来しているとされ、 山菜で有名なワラビと分類的に大きく異なります。
 
葉の長さ : 60~100cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低山のやや湿った林内
分布 : 本州(新潟以南)、 四国、 九州、 琉球(沖永良部島以北)、 済州島、 中国、 ベトナム

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

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