シノブカグマ

寒地に生える黒っぽいシダ

  • ブナ林や針葉樹林に生える。
    写真 / 2020.10.18 青森県むつ市 S.Ikeda

  • 根茎を短く斜上して葉を出す。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 一番下のこの2つが一番長い。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉裏にびっしり胞子のう群をつける。
    写真 / 2020.10.18 青森県むつ市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形。
    包膜(ほうまく)はCの形。
    葉のややフチ寄りにつく。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    大きな黒っぽい鱗片が多い。
    葉柄基部は茶色の鱗片がつく。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    細い鱗片が多い。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • ガの幼虫が胞子のうを食べている。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

特徴

高山に多いシダで、 北日本では低地でも見られます。 葉色はふつう黒っぽさがあり、 葉柄には黒っぽい、 葉柄基部には茶色っぽい鱗片がたくさんつきます。 名前は同じシダのシノブに似たカグマ(シダの古い呼び名)の意味があります。
 
葉の長さ : 30cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の林内
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 屋久島), 鬱陵島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​