フキ

早春の花茎はフキノトウ!

  • 里山によく見られる。
    雄株と雌株がある。
    写真 / 2022.3.31 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 地下茎をはって葉や花を出す。
    一面に群生していることも。
    写真 / 2022.3.31 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉は大きくて30cmほど。
    丸みがあり、 基部は深くくぼむ。
    フチには粗めの鋸歯がある。
    写真 / 2022.6.8 栃木県那須町 MayaN

  • 若い葉の両面や葉柄には毛がある。
    後に無毛となる。
    写真 / 2022.4.4 新潟県長岡市 MayaN

  • 春に出る花茎「フキノトウ」。
    初めはうす緑色の苞に包まれる。 花は雄株で黄色っぽく、 雌株で白っぽいことが多い。 (写真は雄株)
    写真 / 2022.5.4 新潟県長岡市 MayaN

  • 雄株は両性花のみで☆形の花冠が目印。
    花粉は出すが、 実をつけない。
    よく虫が集まり、 花後枯れる。
    写真 / 2022.3.25 千葉県市川市 MasakoT

  • 雌株の花。
    周りの細いのは雌花の柱頭。 受粉で実ができる。 中心は両性花で花粉を出さず、 蜜を出すだけの役割。
    写真 / 2021.3.10 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 雌株の花は受粉後さらに高く立つ。
    タンポポみたいな実をつける。
    (冠毛に覆われた「そう果」)
    写真 / 2022.4.23 千葉市若葉区 MasakoT

特徴

山菜でおなじみの多年草です。 早春に出る若い花茎のことをフキノトウと呼び、 後にタワーのように伸びて花を咲かせます。 北日本(北海道~北陸)にはより大きくなる亜種「アキタブキ」も分布しています。 (SI)
 
分類 : キク科フキ属 
花の時期 : 3~5月
生育場所 : 山野にごくふつう
分布 : 本州~琉球

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

食べてみよう!

主にフキノトウや葉柄を食用にします。 フキノトウは花が開いていない蕾の状態で採るとよりおいしく楽しめます。 おススメの調理法は天ぷら、 和え物、 フキ味噌などです。
 
※採集してもよい場所かしっかり確認しましょう。 私有地の場合は所有者に必ず許可を得ましょう。

  • ふきのとうを味噌に刻み込む(ふきのとうを味噌と一緒に混ぜ込むように包丁で刻む)とおいしい。
    写真 / Tanaka

執筆協力 : 田中ひとみ