21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

エノキハトガリタマフシ(エノキトガリタマバエ)

エノキの()にとんがり帽子(ぼうし)

  • エノキの若葉(わかば)にたくさん作ら(つくら)れた(むし)こぶ。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (さき)がとがっており、 とんがり帽子(ぼうし)のよう。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • エゾエノキにも作ら(つくら)れる。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (むし)こぶの(なか)空洞(くうどう)があり、 幼虫(ようちゅう)が1(ひき)いる。
    写真(しゃしん) / MasakoT

特徴(とくちょう)

エノキトガリタマバエがエノキの()葉柄(ようへい)作っ(つくっ)(むし)こぶ。 (むし)こぶは擬宝珠(ぎぼし)(ぎぼし)のような(かたち)をしています。 5月(ごがつ)下旬(げじゅん)(ごろ)(むし)こぶは落下(らっか)し、 幼虫(ようちゅう)落下(らっか)した(むし)こぶの(なか)(よく)(はる)まで過ごし(すごし)、 3~4月(しがつ)成虫(せいちゅう)になります。
 
大き(おおき)さ : (むし)こぶは直径(ちょっけい)2~5mm、 (たか)さ3~10mm 成虫(せいちゅう)体長(たいちょう)(やく)4mm
(むし)こぶが()られる時期(じき) : 4~5(つき)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)四国(しこく)九州(きゅうしゅう)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

(むし)こぶとは

昆虫(こんちゅう)、 ダニ、 菌類(きんるい)などの寄生(きせい)によって、 植物(しょくぶつ)一部(いちぶ)異常(いじょう)細胞(さいぼう)分裂(ぶんれつ)をおこし、 こぶになったり、 いろいろな(かたち)変化(へんか)したものです。 (むし)えい(ちゅうえい)、 ゴールとも言わ(いわ)れます。 (むし)こぶは、 (むし)にとって、 住まい(すまい)でもあり食事(しょくじ)場所(ばしょ)でもあり、 「お菓子(おかし)(いえ)」のようなものです。
(むし)こぶの名前(なまえ)は、 「植物(しょくぶつ)名前(なまえ)+つくられる場所(ばしょ)(むし)こぶの(かたち)+フシ((ちゅう)こぶのこと)」という(かたち)でつけられます。

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