現代の錨は爪が二本のものが大半ですが、 昔の和船や現代でも小型ボートには十字型又はそれ以上の数の爪がついた錨が使われていることがあります。
イカリソウの花は、 十文字型のイカリに似ているこということで名がつきました。
特徴
花の形が船の錨に似ているためイカリソウと名付けられました。
春にニリンソウなどのスプリング・エフェメラルと同じ時期に咲き始めますが、 秋の終わりまで葉を保ち、 冬に枯れます。
タイプ : 多年草
花の時期 : 4~5月
大きさ : 高さ15~40cm、 花の大きさ(距の両端)3~4cm
生育場所 : 低い山地や丘陵の林の中
分布 : 本州(東北地方以南)、 四国、 九州
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
昔の錨に似ている
イカリソウの見られるスポット
執筆協力 : 田中ひとみ