クワレシダ

炒めて美味しく食われシダ

  • 明るい川沿いに生える。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 小さめの葉。
    切れ込みは少なく、 葉先が伸びる。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を立ち上げる。
    走出枝をのばして群生する。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 大きな葉の中央部。
    羽片の切れ込みが大きい。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    側脈は軸近くで隣のものとくっつき(赤矢印)、 1列の網目を作る。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色っぽい鱗片がまばらにある。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    うすい茶色の鱗片がわずかにある。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 新芽。
    ぐるぐる。 美味しそう。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 川沿いの明るい場所に限って生える。
    人が立ち入れない場所に多い。
    写真 / 2023.5 鹿児島県 S.Ikeda

  • 1枚の大きな葉。
    上と下で小さくて切れ込みはほとんどなく、 中央部で幅広く切れ込みの大きい独特の形。
    写真 / S.Ikeda

  • 1枚の小さな葉。
    葉先が細く伸びてホシダに似る。
    写真 / S.Ikeda

特徴

おいしそうな名前をした大きなシダ。 日本では九州と沖縄の一部に生え、 増水で水没するような川沿いを好みます。 葉はタテに長く、 中央部でもっとも幅広くて切れ込みが多くなります。 小さめの葉は先が長く伸びていてホシダに似ています。
 
葉の長さ : 60~200cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)だが寒いと地上部が枯れる
生える場所 : 川沿いや林縁の草地
分布 : 本州(和歌山などで野生化?)、 九州(福江島・熊本・鹿児島)、 沖縄島、 台湾、 中国、 南アジア、 東南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

食用になるシダ

日本では沖縄含めてほとんど知られていませんが、 台湾や東南アジアなど海外では若葉を炒めて、 お浸しやサラダなどで食用にされます。
 
英名を「Vegetable fern」といいますが、 より広く知られているのは台湾名の「過貓(グォマオ)」でしょう。 どうして猫がついているのかはっきりと不明ですが、 シダの新芽を意味する「蕨苗(ジュエミャオ)」と発音が似ているからという説があるようです。 ミャオミャオ…確かに猫っぽいです。

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