ホシダ

葉先が「穂」のように長く伸びる!

  • 人里の明るい道ばたに多い。
    写真 / 2024.10 福井県 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって群生する。
    写真 / 2023.10 千葉県 S.Ikeda

  • 葉先。
    ここに本種最大の特徴がある。
    写真 / 2024.10 福井県 S.Ikeda

  • 急に細く、 長く伸びる。
    イヌケホシダケホシダはだんだん細くなる。
    写真 / 2024.10 福井県 S.Ikeda

  • 羽片。
    表面は少しパリパリとした質感。
    深く切れ込み、 それぞれの裂片先はよく尖る。
    写真 / 2024.10 福井県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    上の羽片と広めのすき間がある。
    ふつう長いが、 葉が混み合っていると短くなることがある。
    写真 / 2024.10 福井県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群はフチと脈の中間につく。
    包膜はC形で、 表面に毛がほとんどない。
    写真 / 2022.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色っぽい鱗片が少しある。
    イヌケホシダよりも幅広の傾向がある。
    写真 / 2023.9 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    毛の量は個体差がある。
    写真 / 2022.8 千葉県 S.Ikeda

  • 新芽。
    写真 / 2022.7 千葉県 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    葉先に注目しよう。
    写真 / S.Ikeda

特徴

暖かい地域に多い身近なシダで、 道ばたの斜面によく群生します。 葉先が急に細まって、 穂のように長く伸びるのが最大の特徴です。 ただ、 近年では似たイヌケホシダも都市部で見られるようになってきました。
 
葉の長さ : 30~80cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)、 寒いと地上部が枯れる
生える場所 : 低地の道ばたや林縁
分布 : 本州(福島–新潟以南)、 四国、 九州、 琉球、 朝鮮、 台湾、 中国、 フィリピン

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​