イチョウウキゴケ

田んぼ(たんぼ)()られるイチョウのようなコケ

  • かつては田んぼ(たんぼ)などによく()られた。
    これは()(うえ)生え(はえ)たもの。
    写真(しゃしん) / 2023.6.24 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(うえ)だとわかりにくい。
    写真(しゃしん) / 2023.6.24 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 浮かん(うかん)でいるもの。
    写真(しゃしん) / 2023.6.24 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 3(しゅ)の"浮き草(うきくさ)"がまじっている。
    コウキクサとアオウキクサは(はな)咲かせる(さかせる)種子(しゅし)植物(しょくぶつ)で、 コケとまったく(べつ)のグループ。
    写真(しゃしん) / 2022.10.23 千葉(ちば)(けん)野田(のだ)() S.Ikeda

  • 大き(おおき)さは1cmほど。
    イチョウみたいな2(また)分かれる(わかれる)(かたち)
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • (うら)には(はら)鱗片(りんぺん)(ふくりんぺん)がびっしり。
    黒っぽい(くろっぽい)紫色(むらさきいろ)をしている。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • (はら)鱗片(りんぺん)のフチには小さな(ちいさな)ギザギザがある。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

田んぼ(たんぼ)湿地(しっち)水面(すいめん)浮かん(うかん)でいたりするイチョウの葉っぱ(はっぱ)のようなかわいらしいコケ。 たくさん()られても翌年(よくねん)にいきなり姿(すがた)消し(けし)たり、 ()られなくても(すう)(ねん)()再び(ふたたび)現れ(あらわれ)たりすることがあります。
 
大き(おおき)さ : 1cmほど
観察(かんさつ)時期(じき) : (おも)(なつ)から(あき)ごろ
生える(はえる)場所(ばしょ) : 水田(すいでん)湿地(しっち)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)全土(ぜんど)含む(ふくむ)世界(せかい)各地(かくち)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

今や(いまや)希少(きしょう)(しゅ)に…

(むかし)はたくさん()られたイチョウウキゴケも埋め立て(うめたて)農薬(のうやく)(みず)汚染(おせん)などによってほかの湿地(しっち)生き物(いきもの)とともに大きく(おおきく)(かず)減らし(へらし)ました。 2020(ねん)環境省(かんきょうしょう)レッドリストで(じゅん)絶滅(ぜつめつ)危惧(きぐ)(しゅ)指定(してい)されています。
 
もしもイチョウウキゴケを見つける(みつける)ことができたら、 そこは生き物(いきもの)豊か(ゆたか)環境(かんきょう)だといえるかもしれません。

()られる散歩道(さんぽみち)