ナガホノナツノハナワラビ

別に穂が長いわけではない

  • 林内にぽつんと生えていることが多い。
    写真 / 2023.7.31 長野県原村 S.Ikeda

  • 子どもの葉。
    根茎を直立させて葉を出す。
    写真 / 2023.8.18 長野県原村 S.Ikeda

  • 胞子葉と栄養葉が共通の柄から分かれる。
    写真 / S.Ikeda

  • 栄養葉。
    あまり深く切れ込まないのですき間があまりないように見える。
    写真 / 2023.8.18 長野県原村 S.Ikeda

  • 栄養葉の基部に柄はほとんどない。
    小羽片の基部は軸に流れ、 明らかな柄がない。
    写真 / 2023.8.18 長野県原村 S.Ikeda

  • 葉裏。
    軸上に毛はあるが、 それ以外はない。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 胞子葉。
    細い感じに出る。
    写真 / 2023.7.31 長野県原村 S.Ikeda

  • 胞子葉の拡大。
    羽片は短めで斜めに出る。

    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 栄養葉と胞子葉の共通の柄。
    担葉体(たんようたい)という。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 担葉体の拡大。
    毛が多い。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

特徴

落葉樹林やスギ林の土上に生えるシダ。 花が咲いているような姿が特徴で、 夏頃に葉を出します。 名前に反してナツノハナワラビと胞子葉は同じくらいの長さですが、 横にあまり広がず細い感じに出ます。
 
高さ : 30cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の林内
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州), 朝鮮, 中国, 極東ロシア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

ナツノハナワラビによく似ています。
ナツノハナワラビは①栄養葉の切れ込みが大きくて先が鋭く尖ります。 ②胞子葉の羽片は長くて横に広がります。 ③柄などに毛は少ないです。

  • 2種の比較。
    並んでいるとわかりやすい。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

見られる散歩道