ナガホノナツノハナワラビ

別に穂が長いわけではない

  • 林内にぽつんと生えていることが多い。
    写真 / 2023.7 長野県 S.Ikeda

  • 幼株の葉。
    根茎を直立させて葉を出す。
    写真 / 2023.8 長野県 S.Ikeda

  • 栄養葉。
    あまり深く切れ込まないのですき間があまりないように見える。
    写真 / 2023.8 長野県 S.Ikeda

  • 栄養葉の基部に柄はほとんどない。
    小羽片の基部は軸に流れ、 明らかな柄がない。
    写真 / 2023.8 長野県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    軸上に毛はあるが、 それ以外はない。
    鋸歯があまり尖らない。
    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

  • 胞子葉。
    ナツノハナワラビと長さは大差ない。
    ただ、 羽片が短くて上斜めに出るので、 細い感じになる。
    写真 / 2023.7 長野県 S.Ikeda

  • 胞子葉の拡大。
    羽片は短めで斜めに出る。
    ナツノハナワラビは横に広がり、 さらに小羽片が伸びる。

    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

  • 栄養葉と胞子葉の共通の柄。
    担葉体(たんようたい)という。
    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

  • 担葉体の拡大。
    毛が多い。
    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

  • 平面写真。
    胞子葉と栄養葉が共通の柄から分かれる。
    写真 / S.Ikeda

特徴

落葉樹林やスギ林の土上に生えるシダ。 花が咲いているような姿が特徴で、 夏頃に葉を出します。 名前と違って、 胞子葉はナツノハナワラビと同じくらいの長さですが、 羽片が短くて上斜めに出るため、 細長い見た目をしています。 栄養葉はナツノハナワラビよりも深く切れ込まず、 フチのギザギザ(鋸歯)があまり尖りません。
 
高さ : 20~30cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の林床
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 中国、 極東ロシア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

似た仲間との見分け方

ナツノハナワラビによく似ています。
ナツノハナワラビは①栄養葉の切れ込みが大きくて先が鋭く尖り、 ②胞子葉の羽片は長くて横に広がり、 ③柄などに毛が少ないです。

  • 2種の比較。
    並んでいるとわかりやすい。
    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

見られる散歩道

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