アカネ

あかね色(しょく)を生み出す(うみだす)草(くさ)

生命(せいめい)力(りょく)が強く(つよく)、あたり一(いち)面(めん)生い茂り(おいしげり)ます。
茎(くき)は四角(しかく)に角張り(かくばり)、茎(くき)と葉柄(ようへい)に下向き(したむき)の刺(とげ)があります。この刺(とげ)で、周囲(しゅうい)の植物(しょくぶつ)にからまり、成長(せいちょう)します。
写真(しゃしん) / 230717 長野(ながの)県(けん)原村(はらむら) I Watanabe
葉(は)は四方(しほう)に伸び(のび)ますが、内(うち)２枚(まい)は托(たく)葉(は)が変化(へんか)したもの。葉(は)の裏(うら)にも刺(とげ)があります。葉(は)の長(なが)さ　3～7㎝
写真(しゃしん) / 230717 長野(ながの)県(けん)原村(はらむら) I Watanabe
アリが、葉柄(ようへい)の付け根(つけね)が出る(でる)蜜(みつ)を舐め(なめ)ています。
写真(しゃしん) / 230717 長野(ながの)県(けん)原村(はらむら) I Watanabe
花(はな)は黄(き)緑色(りょくしょく)。葉腋(ようえき)にまとまって咲き(さき)ます。
果実(かじつ)は直径(ちょっけい)５～７㎝

特徴(とくちょう)

夕焼け(ゆうやけ)空(そら)は茜色(あかねいろ)。その茜色(あかねいろ)を生み出す(うみだす)草花(くさばな)。染料(せんりょう)は根から(ねから)作ら(つくら)れる。
　
タイプ : 多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : 　茎(くき)長(ちょう)２ｍ
花(はな)の時期(じき) : 初夏(しょか)
生える(はえる)場所(ばしょ) : 山野(やまの)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)～九州(きゅうしゅう)、朝鮮(ちょうせん)、中国(ちゅうごく)（中部(ちゅうぶ)）　台湾(たいわん)

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 渡邉(わたなべ)勲(いさお)