キヨタキシダ

赤コゴミという名で知られる山菜

  • 低山の湿った場所に多い。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって、 葉を少し出す。
    似たミヤマシダは長くはって群生する。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉はやわらかくて、 ツヤがない緑色。
    羽片は下ほど長い。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 最下羽片の基部。
    小羽片は似たミヤマシダヌリワラビよりも幅広い。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 最下羽片の基部の柄は長い。
    ヤマイヌワラビヒロハイヌワラビはより短い。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は三日月の形。
    中心の脈寄りに付ける。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    黒っぽい鱗片が多い。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    黒っぽい鱗片がまばらにある。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 展開中の新芽。
    コゴミと違って単独で出てくることからイッポンコゴミと呼ばれるのかも?
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

特徴

低山で普通に見られる三角形のシダ。 葉はやわらかくて、 胞子のう群は三日月形をしていて、 葉柄に黒っぽい鱗片がたくさんつきます。 名前は京都の清滝に由来するといいますが、 はっきりとわかっていません。
 
葉の長さ : 60cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の湿った林縁
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 台湾、 中国、 南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

山菜になる!

春に出る新芽は「赤コゴミ」や「イッポンコゴミ」などといわれて食用になります。
 
ただ、 同じく山菜になるイッポンワラビなど別種のシダも、 赤コゴミといわれることがあります。 単にコゴミという場合はクサソテツのことを指します。

見られる散歩道