津久井湖城山公園

マルバスミレ

葉が丸く純白の花が美しい

  • 丸い葉とふくよかな白い花が印象的なスミレ。 全体無毛に近い個体。
    写真 / MasakoT

  • 花柱の先端はカマキリの頭の形。 側弁基部に毛のあるものは、 ヒゲケマルバスミレ(品種)と呼ばれることもある。
    写真 / MayaN

  • 葉や葉柄に毛がある個体。
    写真 / I. Watanabe

  • 花の後ろにある距は太くて長い。
    写真 / MayaN

特徴

白い花で葉の丸いスミレです。 斜面の崩壊地などに最初に顔をだし、 他の草が生えだすと場所を移動するのか見なくなります。
  
タイプ : 多年草
大きさ : 高さは5~10cm 花後25㎝
花の時期 : 3~5月
生える場所 : 山地、 丘陵地
分布 : 北海道~九州 朝鮮半島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

毛のあるなし

かつては葉や茎など全体に毛のないものをマルバスミレ、 毛のあるものをケマルバスミレとしていましたが、 無毛個体はまれであることから、 両者を合わせてマルバスミレとなっています。 花びら(側弁)の元に毛のあるものを、 品種ヒゲケマルバスミレとすることもあります。

執筆協力 : 田中ひとみ、 渡邉勲

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