ヤマヒメワラビ

三角形のなよなよなシダ

  • 山地林内などに生える。
    写真 / 2022.6.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって葉を出す。
    しばしば林床に群生する。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉は三角形。
    すき間が多いので地面が透けて見える。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 若葉は黄緑色っぽくてすき間が広い。
    写真 / 2023.8.18 S.Ikeda

  • 羽片や小羽片には短い柄がある。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉裏に胞子のう群をつける。
    葉の大きさに比して大きめ。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形でフチ寄りにつく。
    包膜は表面に腺毛がある。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 下からかぶさる感じに包膜がつく。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽい鱗片がまばらにつく。
    写真 / 2023.8.18 長野県茅野市 S.Ikeda

特徴

涼しい山地に生える三角形のシダ。 葉は小さめで薄く、 切れ込みが深くてすき間が多いのでなよなよとした感じがします。 山+ヒメワラビというシダとしてはオーソドックスな名前をしていますが、 日本では分布が限られるちょっと珍しいシダです。
 
葉の長さ : 10~20㎝
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地林内や岩上
分布 : 日本(北海道、 本州(福島、 西関東、 中部))、 朝鮮、 中国、 ロシア、 欧州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​