コシノサトメシダ

越国に由来するシダ

  • 山地林内に生える。
    撮影は標高1300m付近。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉は粗く切れ込む。
    葉軸近くの小羽片は対生。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は楕円形からカマ状。
    中心の脈寄りにつく。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 包膜はフチがわずかにギザギザ。 サトメシダは粗くほつれる。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色っぽい鱗片が多い。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

特徴

越国(こしのくに)は現在の北陸地方のことで、 主に中部地方より東の日本海側に分布します。 サトメシダよりも葉の切れ込みは浅く、 包膜のフチは粗く切れ込みません。 日本固有種です。
 
葉の長さ : 40cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地林内
分布 : 日本(北海道, 本州(福井以東))

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​