オクヤマシダ

シラネワラビをかわいくした感じ

  • 山地林内に生える。
    写真 / 2023.9 群馬県 S.Ikeda

  • 葉先があまり伸びない五角形に近い形。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • この葉は三角形に近い。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を出す。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 走出枝を出してしばしば群生する。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    葉軸に接する下向き小羽片が一番長い。
    写真 / 2023.9 群馬県 S.Ikeda

  • 小羽片。
    フチの鋸歯は細く尖る。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形。
    フチと中央の脈の中間につく。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 葉下部の小羽片の基部。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 脈周辺には袋状にふくらんだ鱗片がある。
    基部にはっきりとした柄がある。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    全体がうすい茶色の鱗片が多い。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片は少ない。
    写真 / 2023.8 北海道 S.Ikeda

特徴

日本では北海道の山に多く、 本州では尾瀬などに点在するシダ。 葉はあまり長く伸びない五角形に近い形をしていて、 葉裏に袋のようにふくらんだ鱗片を多くつけます。 名前の奥山は深い山に生えることに由来し、 似た名前のオクヤマワラビとは外見も分類も異なっています。
 
葉の長さ : 20~50㎝
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地林内
分布 : 北海道、 本州(長野以東)、 朝鮮、 中国北部、 極東ロシア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

似た仲間との見分け方

シラネワラビが似ていて同じ場所に生えますが、 慣れればぱっと見で区別できます。 両者で雑種を作ることもあります。
 
シラネワラビは①葉がふつうより大きくて長めの形で、 ②小羽片の柄がはっきりしなくて葉のすき間が少なく、 ③葉裏に袋状の鱗片をつけず、 ④葉柄基部の鱗片は中央が濃い茶色です。

  • 葉裏下部の小羽片。
    袋状の鱗片や柄に注目。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄。
    シラネワラビは中央が濃い鱗片もつく。
    写真 / S.Ikeda

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