シラネワラビ

知らねえなんて言わせない!メジャーな山地のシダ

  • 山地の林内に生える。
    写真 / 2023.8.1 長野県富士見市 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉を出す。
    写真 / 2023.8.1 長野県富士見市 S.Ikeda

  • よく群生する。
    登山するとよく出くわす。
    写真 / 2023.8.26 北海道足寄町 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    葉軸に接する下向き小羽片が一番長い。
    写真 / 2023.8.26 北海道足寄町 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群はフチと脈の中間につく。
    フチの鋸歯は先が細く尖る。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽい鱗片がたくさんある。
    鱗片の中央は濃い茶色になる。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片がまばらにつく。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 子どもの葉。
    写真 / 2022.9.27 秋田県美郷町 S.Ikeda

特徴

栃木県の日光白根山が由来となっている通り、 高い山の林内によく群生しているシダです。 葉はうすい黄色っぽさがあり、 オシダ科としてはやさしい印象があります。 しばしばシノブカグマが同じ場所に見られます。
 
葉の長さ : 50cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 標高ある山地の林内
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州), 朝鮮, 台湾, 中国北部, ロシア, ヨーロッパ, 北米

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

ややまれに見られるオクヤマシダが似ていますが、 慣れればぱっと見で区別できます。
 
オクヤマシダは①葉があまり長くならない五角形で、 ②小羽片に柄があって葉のすき間が多く、 ③葉裏に袋状の鱗片をつけ、 ④葉柄基部の鱗片は全体がうす茶色です。

  • 葉裏下部の小羽片。
    袋状の鱗片や柄に注目。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄。
    オクヤマシダは全体がうす茶色の鱗片をつける。
    写真 / S.Ikeda